粟島神社 (豊島区要町2丁目)
住所:豊島区要町2丁目
祭神:?(粟島神社だから少彦名命でしょうか?それとも弁天様?)
由緒:粟島神社(弁天様)御由緒
往昔 ここは清水の湧出する静謐の地であった 泉は溢れ川となってこの地を潤し のちに谷端川の源泉ともなった 清泉をめぐって樹木が鬱蒼と茂り 神韻の地として畏敬された
口承によれば 鎌倉の末期頃から罔象女(水の神)が祀られ いつか弁天様として地元民に親しまれるようになった 江戸の頃から大正末期まで旱天の折 雨乞祈祷の聖地となり屢々霊験を得五穀豊饒の信仰を集めるようになり ここからまた悪疫退散の信仰を生み出していった 神佛判然令以後弁財天に因み粟島神社を称するに至ったがなお弁天様として蓄財利殖 具足円満 愛敬を祈る神として地元民に親しまれている
昭和四十三年八月氏子会によって神殿が再建され現在に至っている
境内由緒書きより。
以下、写真および雑感
神社は住宅地の中、道路の突き当たりにあります。
境内は比較的小さく中ほどに、湧泉を模した池があります。
社務所のそば、池の端に湧水の模した吐き出し口があります。
拝殿です。
この神社は小さな神社でもあり、碑に祭神も明記されていませんでした。しかし、神仏分離も無効となった現在(神社庁に所属していれば規定はあるでしょうが)、神社の体裁を持ちつつ祭神に弁天様を戴くのも明治以前の姿として自然なことだと思われます。個人的には「この神社は弁天様を祀った神社」という認識でよいような気がします。
神社裏手は、神輿庫と思われる倉庫と駐車場になっています。
写真撮影:平成23年10月25日