五郎久保稲荷神社 (豊島区南長崎5丁目)

五郎久保稲荷神社 (豊島区南長崎5丁目)
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住所:豊島区南長崎5丁目



祭神:稲荷大明神でいいのでしょうか?

例祭日:初午祭(二月初めの午の日)、例大祭(九月の第二日曜日)

境内社:榛名神社

由緒:
 当神社の創建年代は詳らかではありませんが、全国でも数少ない北向きの稲荷神社で、「北向稲荷」とも呼ばれていました。
 稲荷神社は古来より五穀豊穣・福の神として信仰されていますが、当神社は、特に火災災害などの厄除けの神社としてご利益があると伝えられています。境内の手水鉢に天保六年(一八三五)二月の銘がありますが、当時この地域は武蔵国豊島郡長崎村五郎久保といわれていました。当神社の名称もこの地名によるものです。
 なお、旧字五郎久保は、明治時代に入り五郎窪と改称され、その後町制等の変更により、「南長崎三丁目南部・同四丁目・同五丁目」となっていますが、長崎村の時代より氏神として地元氏子により厚く守られ、現在に至っています。

一、初午祭 二月初めの午の日
 昔、農家では田畠の仕事初めに初午祭を行い、その年の豊作を祈ったと伝えられています。
一、例大祭 九月の第二日曜日
 江戸時代には当神社を氏神として五郎久保地区独自の例祭が行われていましたが、明治五年(一八七二)長崎神社が村社になると、長崎神社の例大祭に準じて催されるようになりました。
一、神輿(みこし) 九代目後藤直光作
 境内地に安置されている「五若神輿」は、五郎久保の頭文字をつけたもので、昭和九年(1934年)に氏子有志により新調された総欅造りの神輿です。内側に金箔を施した一刀彫で、台座は二重台にして揺れを和らげる仕掛けがあります。蕨手の屋根は鳳凰を頂き、屋根地は漆の梨地仕上げの格調高い造りとなっています。
一、境内別社 榛名神社
 群馬県榛名山にある榛名神社の末社で、鎮火・開運・五穀豊穣の神として信仰されています。

平成十七年(二○○五)三月 豊島区教育委員会
境内設置案内板より
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以下、写真および雑感

 神社は西武池袋線東長崎駅から目白通り方面へ向かう道筋にあります。神社までの短い区間に店舗がならんでいますが、となりを並行して走る長崎銀座とくらべてややさびしい感じがします。この通りは五郎久保神社にちなんだのでしょう「コンコン通り」と呼ばれているようです。
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 入り口正面から。社殿への道が神輿庫手前で直角に折れ曲がっているため、やや奇妙な感じがしますね。北向きであることに意味があるため少々おかしくてもこのかたちにしたのでしょうか、それとも境内への出入り口そのものが変わってしまったのでしょうか?
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 境内に入ってすぐ右脇に、社号の碑が立っています。新しいものが、平成拾五年(2003年)のもので命名記念とありますから、「五郎久保稲荷神社」と命名したときのものでしょう。それ以前は、古い碑[昭和43年(1968年)]にあるように「稲荷大明神」と呼ばれていたのでしょうか?ちなみに、「東京長崎村」というサイトに五郎久保稲荷神社命名式の様子が掲載されています。
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 隅に、古い鳥居の柱のようなものと、昭和3年(1928年)の御大典記念の碑があります。
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 神社境内にはつきものの、手水舎・狛犬・燈籠などがないせいか広く感じます。
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 神輿庫です。案内にあった神輿がしまわれているのでしょう。神輿の担ぎ手については五若会という地域の親睦会が中心となって活動しているようです。五若会のサイトで神輿の写真等閲覧できます。
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 社殿は大きなものではありませんが、歳月を経たようなおもむきを感じさせます。小さいながらも入母屋造りの重厚な屋根を備えているところなどがそうおもわせるのでしょうか。
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 この神社は、拝殿前に狛犬や石の狐などが置かれていないのですが、屋根の上にいらっしゃいました。
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 雨樋の処理が絶妙です。張り出した向拝に雨樋は取り付けづらいですよね。
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 境内社の榛名神社です。この社の前に案内に言及されていた天保六年(1835年)の手水鉢があります。
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 境内の様子です。
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写真撮影:平成23年11月09日
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by st22 | 2011-11-24 21:43 | 寺社