八雲神社 (板橋区向原2丁目)

八雲神社 (板橋区向原2丁目)
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住所:板橋区向原2丁目



祭神:建速須佐之男命

境内社:詳細はわかりませんでした。

由緒:
 向原八雲神社御由緒
当神社は江戸時代この地域の先祖が現在の向原一丁目に勧請し、江戸時代末期頃現在の地に遷されたと伝えられており、現在は向原地域の鎮守社としてお祀りしております(尚、向原地域の氏神は東新町に鎮座する氷川神社であります)
当神社には「祇園守」という京の祇園神社(現八坂神社)所縁の珍しい御神紋が有り、また古から「天王さま」と呼ばれ親しまれております。当神社の総社は愛知の津島神社であることから同御祭神の八坂様と共に深い所縁がございます
八雲神社は古来より疫病や天災を祓う神様として崇められておりますが、更に健康や家内安全・商売繁盛・学問成就などに御利益があるとして、向原地域のみならず近隣諸地域の皆様から厚い崇敬をいただいております。
此度、平成十九年[2007年]丁亥九月崇敬者各位の御奉賛により新社殿が竣工いたしました。この奉賛事業を記念し、永く御由緒之碑を奉納致します。
 平成十九年九月四日 向原八雲神社奉賛会

境内設置石碑より。[ ]内ブログ作成者註。
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 また境内には、板橋区教育委員会による、八雲神社に伝わる資料についての説明板があります。
  向原八雲神社信仰関係資料
 向原八雲神社は、須佐之男命を祭神とし、当地の鎮守であったと伝えられています。元々は向原一丁目に祀られていましたが、江戸期に現在地へと移座したとされます。
 当社には、富士・大山信仰に関する資料があります。境内の手水鉢は、富士講の講中の一つである山万講の枝講で、上板橋村に展開した丸證講が江戸期に奉納したもので、そこに刻まれている世話人には、富士山三十三度成就を果たした大先達である向原の三原松五郎の名前が確認できます。
 大山信仰に関わる資料としては、木太刀や神酒枠があります。木太刀は大山まで講員が持参し、良弁の滝で水垢離をした後に神前へと奉納され、それと引換えに以前奉納した木太刀を持ち帰ってお守りとするものです。神酒枠は大山へ御神酒を奉納し、帰りに御神水を入れる御神輿状のもので、これらは区内では当社だけに確認されています。
 他にも、明治四年(一八七一)以降の年紀を持つ、榛名・大山・富士・古峯・武州御嶽・木曾御嶽などへの登拝講にかかわる古文書と、当地「オビシャ」信仰に関わる古文書も管理しています。
 これらの八雲神社の信仰関係資料は、当地の江戸期以降の祭祀や登拝講について、その組織の実態などをあきらかとする貴重な資料群であり、平成二十年度に区登録有形民俗文化財となりました。
  平成二十一年九月  板橋区教育委員会

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 板橋区のホームページにて、上記内容と神酒枠の写真(向原八雲神社信仰資料)を見ることが出来ます。


 この神社についてネットでざっと調べてみましたが、上記以上の詳しい説明は見つかりませんでした。しかし、平成19年に社殿を新築した建築業者である株式会社中島工務店のホームページに社殿の新築時や内部の写真があります。


以下、写真および雑感

 この神社は、地下鉄有楽町線の小竹向原駅と千川駅の半ばくらいにあり、どちらが最寄駅か微妙なところですが、小竹向原駅の近くの練馬区小竹町にも八雲神社があります。こちらの八雲神社から1kmも離れていません。

 八雲神社の裏側には建物一つ隔てて、池袋駅から環七まで続く大きな通りがあるのですが、神社の前の通りは静かです。
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 境内への入口が微妙に窮屈な感じですね。鳥居は昭和九年(1934年)奉納です。
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 狛犬は平成十九年(2007年)の社殿新築のときに奉納されたもののようです。
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 境内に入ってすぐ右側には手水舎があります。水盤には、丸證の文字が入っています。
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 手水舎の隣には、「大山不動」と彫られた不動明王と思われる像があります。側面には、ちょっと判読しづらいですが文政二年?(1819年)とあります。大山講との関連で奉納されたものなのでしょう。
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 拝殿です。説明にあるとおり、社殿は平成19年(2007年)竣工の新しいものです。
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 社殿の左手に、境内社があります。詳しいことはわかりませんが、赤い鳥居があるのでお稲荷さんでしょうか?
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 境内の奥、東側には、倉庫・神楽殿・社務所と思しき建物がならんでいます。
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 境内の様子です。
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写真撮影:平成24年04月18日
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by st22 | 2012-09-25 19:40 | 寺社