神楽坂若宮八幡神社 (新宿区若宮町)

神楽坂若宮八幡神社 (新宿区若宮町)
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住所:新宿区若宮町18



祭神:仁徳天皇、応神天皇

例祭日:9月14・15日

境内社:長喜火防稲荷神社

由緒:
   神楽坂若宮八幡神社縁起録
 若宮八幡神社は鎌倉時代に源頼朝公により建立された由緒ある御社で
  御祭神 仁徳天皇 応神天皇
当社の御由来は
若宮八幡宮は若宮坂の上若宮町にあり(或は若宮小路ともいへり)別当は天台宗普門院と号す 傳ふに文治五年[1189年]の秋右大将源頼朝公奥州の藤原泰衡を征伐せんが為に発向す其の時当所にて下馬宿願あり後奥州平治の後当社を営鎌倉鶴岡の若宮八幡宮を移し奉ると云へり(若宮は仁徳天皇なり後に応神天皇に改め祭ると云ふ)文明年間[1469-1486年]太田道灌江戸城鎮護の為当社を再興し社殿を江戸城に相対せしむるなり当社は文明の頃迄は大社にして神領等あり美れいなりしという
神域は黒板塀の神垣南に黒門あり門内十歩狛犬一対(明和八年[1771年]卯年八月奉納とあり)右に天水釜あり拝殿は南に面する瓦葦破風造梁間桁行三間向拝あり松に鷹象頭に虎を彫る「若宮八幡神社」の横額源正哥謹書とあり揚蔀(アゲジトメ)にて殿内格天井を組み毎格花卉を描く神鏡晶然として銅鋼深く鎭せり以て幣殿本社に通ず本社は土蔵造りなり
本殿東南に神楽殿あり瓦葦梁間二間桁行二間半勾欄付「神楽殿」の三字を扁し樵石敬書と読まる背景墨画の龍あり落款梧堂とあり境内に銀杏の老樹あり
明治二年[1869年]神佛混淆の禁令あるや別当光明山普門院(山州男山に同じ)復飾して神職となる
例大祭は九月十五日 中祭五月十五日 小祭一月十五日に行はれ社務所は本社の東に在り
現在氏子は若宮町神楽坂一丁目二丁目三丁目の四ヶ町なり

境内設置説明板より。[ ]内ブログ作成者註。
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 上記由来のうち「若宮坂の上若宮町にあり~江戸城に相対せしむるなり」までは江戸名所図会の記述と概ね同じですが、それ以外については他の出典を参照しているようですね。
 また、江戸名所図会の神楽坂の説明で、いくつかある神楽坂の名前の由来の一つとして、「また若宮八幡の社近くして、つねに神楽の音この坂まできこゆるゆゑなり」(新訂 江戸名所図会4 ちくま学芸文庫)とその名が出ています。

 東京都神社庁のホームページでも簡単に紹介されています。



以下、写真および雑感


 賑やかな神楽坂通りから、路地に入って三分ほど歩くと神楽坂若宮八幡神社に着きます。
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 神社全体が新しく、社殿の下は駐車場になっています。一段高い位置にあるので横の道路から社殿がよく見えます。
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 神社の正面は、路地に向かっています。こちらが南向きに近いからでしょうか。
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 社号碑です。
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 立派な鳥居です。
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 境内に入ると、すぐに燈籠・狛犬と並んでいます。
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 その先には、左手に手水舎があります。
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 右手には境内社の、長喜火防稲荷神社があります。建物のガラス越しに祠やお供え物が見えます(写真では見えづらいですが)。
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 お稲荷さんと社殿に続く階段の間に、隣の建物に続く敷石があります。隣のマンションと思しき建物の1階が社務所になっているようです。
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 反対側、道路と階段の間の小さな空間に、手押しポンプがあり、さらにその奥の木の陰には古い水盤が置いてあります。
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 手押しポンプには、「災害時協力井戸」と表示があります。
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 隅に置かれている水盤は、享保十四年(1729年)と彫られています。神社全体が新しいのでなかなか置き所がないのかも知れませんが、昔からこの神社にあるのでしょうから大事にしてもらいたいものです。
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 社殿は階段の上、高くなったところにあります。つくりや新しさから、個人的にはやや雰囲気に欠ける気がしますが、それはこれからつくられていくものと思います。
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 境内の様子です。
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写真撮影:平成24年04月17日
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by st22 | 2012-09-29 14:48 | 寺社